パソコンやスマホのバッテリーが持たない原因の1つに、“へたり”があります。へたるとは、バッテリーが劣化して、初期の容量より減ってしまった状態のことをいいます。バッテリーは充電すればまた使えるのですが、何度も繰り返していると劣化してくるのです。長い目で見れば“消耗品”ということですね。バッテリーがどんどん劣化してしまう“悪い使い方”をしていないでしょうか。ここでは、バッテリーの特徴を理解したうえで、劣化を抑える具体的な対策を見ていきます。バッテリーは使っていなくても劣化します。現在のスマホは、ほとんどがリチウムイオンタイプのバッテリーを搭載しています。以前のニッケル水素タイプに比べると、軽くて出力が高く、自然に放電しにくいという長所があるのです。リチウムイオンタイプのバッテリーが劣化する原因は主に2つあります。それが「サイクル劣化」と「保存劣化」です。まずは2つの劣化について説明しましょう。バッテリーの劣化は、充放電を繰り返す過程で起きる「サイクル劣化」と、使わなくても時間とともに容量が減る「保存劣化」の2種類があります。サイクル劣化は、バッテリーが充電と放電を繰り返すうちに、内部の化学反応などによって劣化が進むことです。一般的には300~500回程度の充電と放電を繰り返すと容量が約半分になるといわれています。。利用者の使い方にもよりますが、毎日充放電しているなら1年半程度で容量が半分になる計算です。